南極の昭和基地で風邪になる人はいないらしい
少しずつ寒くなってきましたね。季節の変わり目で風邪を引き始める方もいるのではないでしょうか。大学でもじわじわ流行ってきているようです😓
というわけで今日は感染症のお話です。
●感染の原則
そもそも感染とは、
①病原微生物・・細菌やウイルス、寄生虫など
②感染経路・・接触、飛沫、空気感染
③感受性のある宿主・・免疫不全やワクチン未接種の人など
の3つが揃って初めて成立します。
昭和基地の場合は、寒すぎて①の病原微生物が存在しないため、どんなに免疫が弱った人がいても、風邪にはならないというわけです。
●感染と感染症
ちなみに「感染」と「感染症」は違います。
「感染」とは、病原体が感染源から適当な感染経路を経てヒトの体内に入り増殖した状態であり、治療の必要がないとされています。
これに対し「感染症」とは、感染によって症状が出た状態のことです。
ここで思ったのは、「感染」の段階から治療できないのかなということ。
インフルとか発症してからめちゃくちゃしんどいし。
けれどお節介に前もって治療しちゃうと、自然治癒力が下がったり、治療によって副作用的に他のリスクが増えたりするのかな。
そもそも症状がないから、感染してるかどうかが判断し難いのもありそうです。
ワクチンがあるものであれば、感染する前に予防するのが最善策でしょう。
しかし現状、風邪は原因ウイルスが多すぎてワクチンはないし、手洗い・うがいで予防したり、自己免疫力を鍛えるのってすんごい大事。
あ、あと風邪は基本ウイルスにより生じるので、ほぼ抗菌薬は効きません!!
菌じゃなくて、ウイルスを退治しないといけない。
むしろ抗菌薬で常在菌叢のバランスが崩れ、耐性菌が大活躍してしまいます。
メリットよりリスクの方が高いと言われているので、病院でもらっても飲まない方が良いらしいよ〜!
【おわり〜🤗】